サラサラグルーが向く施術環境・向かない施術環境


前回は、サラサラグルーが扱いにくく感じる理由を整理しました。

今回はそこからさらに一歩進めて、どんな施術環境ならサラサラグルーの良さが活きやすいのか、
逆にどんな環境では難しさが出やすいのかを見ていきます。


サラサラグルーが活きるかどうかは、手の速さだけでなく、部屋の温度・湿度・施術後の管理にも大きく左右されます。シアノアクリレート系接着剤は、低湿度や低温では硬化が遅くなりやすく、ラッシュグルーでは高湿度で乾燥が速くなりすぎて定着不良につながることがあると、3Mやプロ向けメーカーが案内しています。


🙆サラサラグルーが向く施術環境①

【温度・湿度が安定している】


サラサラグルーがまず活きやすいのは、温度と湿度が安定している環境です。
BL Lashesは、グルーが本来の乾燥速度を発揮しやすい湿度帯を45〜60%と案内していて、Elleebanaも湿度45〜60%・室温20〜28℃を最適域として説明しています。
PLJのVolume GLUEも、適正温度20〜25℃・適正湿度50〜60%が公式仕様です。

つまり、サラサラグルーが向きやすいのは、
今日は乾きが速すぎる、明日は遅すぎる
というブレが起きにくい環境です。
温湿度が毎日だいたい同じ範囲に収まっているだけで、
低粘度グルーの軽さやスピード感はかなり活かしやすくなります。

BL Lashes:高品質な世界的まつ毛エクステブランド Elleebana:オーストラリア発の高品質な世界的まつ毛ブランド


🙆サラサラグルーが向く施術環境② 

【数字で管理している】


次に向いているのは、感覚ではなく数字で環境を見ているサロンです。
Elleebanaは、ラッシュグルーの最適環境を保つために、ハイグロメーターで湿度と温度を把握することを勧めています。Lashbaseも、ラッシュグルーには最適な環境範囲があり、そこから少し外れるだけでも挙動が変わるため、
計測と管理が重要だと案内しています。

ハイグロメーター:空気中の水分量(相対湿度)を測定・表示する「湿度計」のこと

 

サラサラグルーは、良くも悪くも反応が素直です。
だからこそ、室温計・湿度計を置いている環境、必要に応じて加湿・除湿を調整できる環境の方が向いています。
「なんとなく今日は乾きが早い」ではなく、「今日は湿度が高いからこう感じる」と言える環境の方が、
低粘度グルーは安定しやすいです。



🙆サラサラグルーが向く施術環境③

【施術後の案内まで徹底できる】


今回はここがかなり大事です。
サラサラ寄りのグルーを選ぶときは、施術中の環境だけでなく、施術後の管理まで見た方がいいです。

たとえば、PLJのVolume GLUEは、粘度150mPa.s・硬化速度約1秒・適正温度20〜25℃・適正湿度50〜60%で、
スピード重視のプロ向け仕様として案内されています。一方で、PLJのFAQでは、海外製グルーであるVolume GLUEと
X GLUEは完全硬化まで約6時間で、6時間以内の洗顔やサウナは避けるよう案内されています。

つまり、Volume GLUEのようなサラサラ寄り・速乾寄りのグルーが向きやすいのは、
室内の温湿度が安定していることに加えて、
施術後の注意事項をきちんと伝えられるサロン、
お客様側も当日の過ごし方を守りやすい環境です。



🤦サラサラグルーが向かない施術環境① 

《高温多湿で乾きが速くなりすぎる》


逆に向かないのは、高温多湿で乾きが速くなりすぎる環境です。
London Lashは、高湿度ではグルーが通常より速く乾き、エクステが地まつ毛に届く前に硬化が進んでしまうことで、
接着が弱くなりやすいと説明しています。BL Lashesも、60%を超える湿度ではシアノアクリレートが過剰に反応し、
乾きが速くなりすぎて接着不良や早い劣化につながると案内しています。

サラサラグルーはもともと軽く速く動くぶん、
梅雨・真夏・湿度の高い部屋では「速すぎる」が起きやすいです。
この環境では、サラサラグルーの魅力よりも、乾きの速さによる難しさが前に出やすくなります。

London Lash:ヨーロッパを中心に17カ国以上で展開する世界最大級のプロ向けまつげブランド 



🤦サラサラグルーが向かない施術環境②

《低温・低湿度で乾きが遅くなる》


もうひとつ向かないのは、低温・低湿度で乾きが遅くなる環境です。
3Mのシアノアクリレート技術資料では、低湿度または低温では硬化速度が遅くなると明記されています。
Elleebanaも、湿度が足りないと乾きが遅くなり、糸を引くような状態やベタつきの原因になることがあると
説明しています。 

サラサラグルーは「速さ」が魅力のひとつですが、環境がそれを邪魔すると、今度は
・なじむのに時間がかかる
・いつものテンポで付けられない
というズレが出やすくなります。
冬場の乾燥、暖房で湿度が落ちる室内は、低粘度グルーにとって難しさが出やすい環境です。


🤦サラサラグルーが向かない施術環境③

《日によって条件が大きく変わる》


温度や湿度が極端でなくても、毎日条件が大きく変わる環境はサラサラグルーに向きにくいです。
Lashbaseは、ラッシュグルーは最適レンジからわずかに外れるだけでも挙動が変わると案内していて、
BL Lashesも温度・湿度はグルー品質に影響する主因だと整理しています。

Lashbase:イギリスのプロ向け高品質なまつエクメーカー


つまり、
・朝と午後で湿度がかなり違う
・部屋ごとに温度差がある
・季節の変わり目で毎日ばらつく
こうした環境では、サラサラグルーの「昨日は良かったのに今日は違う」が起こりやすくなります。
安定した室内条件が取りにくい場合は、サラサラグルーの軽さや速さよりも、環境のズレによる難しさの方が前に
出やすくなります。


サラサラグルーは、環境が合うと活きやすい


今回のテーマに当てはめて見ると、PLJの中では Volume GLUE がわかりやすい例です。
Volume GLUE は、約1秒硬化・粘度150mPa.s・適正温度20〜25℃・適正湿度50〜60% のグルーとして案内されており、スピード重視のプロ向け仕様です。
さらにFAQでは、完全硬化は約6時間 とされ、施術後6時間以内の洗顔やサウナは避けるよう案内されています。

つまり、Volume GLUE のようなサラサラ寄り・速乾寄りのグルーは、

○ 室内の温度・湿度が安定している
○ 環境を数値で管理できている
○ 施術後の注意事項まできちんと伝えられる

そんな環境でこそ、良さが出やすいということです。

逆に言えば、サラサラグルーが扱いにくく感じるのは、グルーそのものが悪いのではなく、まだ環境がその特性に合っていない こともあります。
だからこそ、サラサラグルーは「難しいグルー」と決めるのではなく、環境が合うと活きやすいグルー として
見ていくことが大切です。



まとめ


○ サラグルーが向くのは、
・温度・湿度が安定している
・数字で環境を管理している
・施術後の注意事項まで徹底できる
そんな施術環境です。

 

△ 逆に向かないのは、
・高温多湿で乾きが速くなりすぎる環境
・低温・低湿度で乾きが遅くなる環境
・日によって条件が大きく変わる環境
そして施術後の管理が難しい環境です。


前回は「扱いにくく感じる理由」を見ましたが、今回はそこからさらに、環境が合うかどうかでサラサラグルーの良さは大きく変わることを整理しました。
サラサラグルーは難しいのではなく、条件が合うと活きるグルーです。
PLJでサラサラ寄りのグルーを見直すなら、Volume GLUEの商品ページもあわせて参考にしてみてください。

▶︎Volume GLUEの詳細はこちら