前処理してるのに持たないとき、見直したい3つのこと



まつ毛エクステの持ちを安定させるために、前処理を大切にしているサロンは多いと思います。


施術前に汚れを落とす。
油分を拭き取る。
まつ毛の表面を整える。


どれも、エクステをきれいに装着するために大切な工程です。


でも実際には、

「前処理しているのに、なぜか持ちが安定しない」
「いつも通りやっているのに、最近取れやすい」
「前処理剤を使っているのに、グルーのつきが悪い気がする」

と感じることもあるのではないでしょうか。


前処理はとても大切です。
ただし、前処理をしているからといって、それだけで必ず持ちが安定するわけではありません。


エクステの持ちは、
まつ毛の状態、前処理後の扱い方、グルーが働く環境
によっても変わります。


今回は、前処理しているのに持ちが安定しないときに見直したい3つのことを整理します。


1. まつ毛に“何が残っているか”を見直す


前処理でまず大切なのは、
まつ毛に何が残っているかを見ることです。


以前の記事でもラッシュシャンプーについて触れましたが、施術前のまつ毛には、目に見えにくい汚れが残っていることがあります。


たとえば、

・皮脂
・汗
・メイク残り
・日焼け止め
・アイクリーム
・スキンケアの油分
・前日のコーティング剤
・ほこりや細かい汚れ


こうしたものがまつ毛の表面や根元に残っていると、エクステが滑りやすくなったり、グルーが密着しにくくなったりすることがあります。


ここで大切なのは、
前処理剤を使ったかどうかではなく、必要な汚れがきちんと落ちているか
ということです。


同じ前処理をしていても、お客様によってまつ毛の状態は違います。


皮脂が出やすい方。
アイメイクが濃い方。
日焼け止めを目元までしっかり塗る方。
ホームケアでコーティング剤を毎日使っている方。
洗顔で目元をあまり洗えていない方。


このように、施術前のまつ毛の状態は一人ひとり違います。


だからこそ、いつも同じ流れで前処理をするだけでなく、
その日のまつ毛に何が残っていそうか
を見てあげることが大切です。


前処理は“やればOK”ではなく“落とせているか”


前処理をしているのに持ちが悪いとき、
つい「もっと強い前処理剤が必要なのかな」と考えてしまうことがあります。


もちろん、商材の見直しが必要な場合もあります。


ただ、その前に確認したいのは、
今の前処理で、何をどこまで落とせているか
です。


たとえば、目元にメイク残りが多い場合は、いきなり拭き取りだけで済ませるより、洗浄の工程が必要になることがあります。


一方で、汚れが少ない方に対して何度も強く拭き取りすぎると、まつ毛や目元に負担がかかることもあります。


前処理は、たくさんやれば良いというものではありません。

必要な汚れを落とし、まつ毛の表面を整えること。


ここが大切です。


2. 前処理後の“乾き方”を見直す


次に見直したいのが、前処理後の乾き方です。


前処理でまつ毛を整えたあと、
まつ毛に水分が残りすぎている状態で装着に入ると、グルーのつき方が安定しにくくなることがあります。


一方で、乾かしすぎてまつ毛が極端に乾燥しているような状態でも、装着時の感覚が変わることがあります。


つまり大切なのは、
前処理後に、装着しやすい状態まで整えられているか
です。


前処理剤を使ったあと、なんとなく乾かしてすぐ装着に入っていないか。
根元に水分が残っていないか。
まつ毛がまとまったままになっていないか。
ブラシや風の当て方で、まつ毛の向きが乱れていないか。


このあたりは、持ちに関わる前の“装着しやすさ”にも影響します。


前処理は、塗って終わりではありません。


拭き取り、乾燥、毛流れの確認まで含めて前処理

と考えると、見直すポイントが見えやすくなります。


乾かしたあとに見たいポイント


前処理後は、装着に入る前に次のような点を確認してみましょう。

・まつ毛同士がくっついていないか
・根元に水分が残っていないか
・毛流れが乱れていないか
・自まつ毛が滑る感じがないか
・グルーを取ったときに弾かれる感覚がないか


特に、まつ毛が濡れたまま束っぽくなっていると、1本ずつの見極めがしにくくなります。


そのまま装着すると、狙った位置に置きにくくなったり、密着面が安定しにくくなったりすることがあります。


前処理後は、
装着しやすい状態まで整っているか
を一度確認する習慣をつけると安心です。


3. グルーが働きやすい“環境”を見直す


前処理もしている。
まつ毛もきれいに整えている。
それでも持ちが安定しない。


そんなときに見落としやすいのが、
施術環境です。


まつ毛エクステのグルーは、施術環境の影響を受けます。


特に、温度や湿度は重要です。


湿度が低すぎると、硬化が進みにくく感じることがあります。
反対に湿度が高すぎると、表面だけ早く反応してしまい、装着のタイミングが合いにくくなることがあります。


また、エアコンの風、加湿器の位置、施術ベッド周りの空気の流れ、トレー上に出したグルーの状態なども、実際のサロンワークでは影響しやすい部分です。


前処理をしているのに持ちが不安定なときは、
まつ毛側だけでなく、グルー側の環境も見ること
が大切です。


「いつも通り」が合わなくなることもある


持ちが安定しないとき、よくあるのが
いつも通りやっているのに、今日は違う
という状態です。


これは技術が急に悪くなったというより、環境が変わっていることがあります。


たとえば、

・梅雨時期で湿度が高い
・エアコンで室内が乾燥している
・暖房で目元周りが乾きやすい
・お客様が汗をかきやすい
・花粉や皮脂で目元が汚れやすい
・グルーを出してから時間が経っている
・グルーの量がいつもより少ない、または多い

このような小さな変化でも、装着感や持続に影響することがあります。


だからこそ、前処理だけに原因を求めるのではなく、
その日のサロン環境とグルーの状態
も一緒に見直すことが大切です。

 

前処理しているのに持たないときのチェックリスト


前処理しているのに持ちが安定しないときは、次の3つを確認してみましょう。

1. 汚れが残っていないか

メイク残り、皮脂、日焼け止め、スキンケアの油分、コーティング剤などが残っていないかを確認します。

特に、目元のキワや根元は汚れが残りやすい部分です。


2. 前処理後に整っているか

拭き取ったあと、まつ毛に水分が残りすぎていないか、毛流れが乱れていないかを見ます。

前処理後の乾かし方やブラッシングも、装着しやすさに関わります。


3. グルーの環境が合っているか

温湿度、風の当たり方、グルーを出してからの時間、グルーの量を確認します。

前処理ができていても、グルーが働きにくい環境では持ちが安定しにくくなります。


前処理剤を増やす前に、流れを見直す


持ちが悪いと感じると、つい新しい商材を足したくなることがあります。

「もっと落とせるものが必要かも」
「もっと密着しやすくなるものが必要かも」
「プライマーを変えた方がいいかも」

もちろん、商材を見直すことが必要な場合もあります。


ただ、その前にまず見たいのは、
今の前処理の流れが合っているか
です。


洗う。
拭き取る。
乾かす。
毛流れを見る。
グルーの状態を見る。
環境を見る。


この基本の流れが整っていないまま商材だけを足しても、原因が分からないままになってしまうことがあります。


前処理は、商材の数ではなく、
状態を見て必要な工程を選ぶこと
が大切です。


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まとめ


前処理しているのにまつ毛エクステの持ちが安定しないときは、
前処理剤そのものだけを見るのではなく、次の3つを見直してみましょう。


1. まつ毛に何が残っているか

皮脂、メイク残り、日焼け止め、スキンケアの油分などが残っていないか。


2. 前処理後の状態が整っているか

水分が残りすぎていないか、毛流れが乱れていないか、装着しやすい状態になっているか。


3. グルーが働きやすい環境か

温湿度、風、グルーの量、出してからの時間が合っているか。


前処理は、やれば終わりではありません。

汚れを見て、必要な工程を選び、装着しやすい状態まで整えること。

ここまで含めて考えると、持ちが安定しない原因を見つけやすくなります。

エクステの持ちが気になるときは、前処理剤を増やす前に、まずは今の流れと環境を一度見直してみてください。