では、粘度ありグルーが向く人は、どんな施術をしているのでしょうか。
前回は、粘度ありグルーが合いやすい人の特徴について整理しました。
今回はそこからもう一歩進めて、どんな施術内容のときに、粘度ありグルーの良さが出やすいのかを見ていきます。
粘度ありグルーが合うかどうかは、ただ好みの問題ではなく、
・普段どんな付け方をしているか
・どんな土台をよく担当するか
によっても変わってきます。
そもそも、粘度ありグルーの強みはどこにあるのか
今回も別分野の接着剤資料を参考に、グルーの基本特性を見ていきます。
一般に、粘度が高い接着剤は広がりすぎず、その場にとどまりやすい性質があり、より大きいすき間を埋めやすいと説明されています。まつ毛エクステの現場にそのまま当てはまるわけではありませんが、高粘度グルーの強みを理解する参考にはなります。
前回もお伝えしましたが、粘度ありグルーは、接着点を見ながら付けやすく、
ラッピング感やロック感を出しやすいのが特長です。
今回は、その特長がどんな施術内容で活きやすいのかに絞って見ていきます。
向きやすい施術① 接着点を見ながら丁寧に付ける施術
まずわかりやすいのは、クラシックやフラットで、接着点を見ながら丁寧に付ける施術です。
PLJの Lock GLUE 300 は、300mPa.s の高粘度寄りで、商品ページでもクラシック・フラットのスライドにもおすすめと案内されています。つまり、サラサラグルーのようにスッと流れる感覚よりも、接着させたい位置を見ながら安定して
装着したい施術に向きやすいグルーとして位置づけられています。
ここで相性が出やすいのは、
速さ一辺倒ではなく、
「今ここに置きたい」
「この接着点を見ながら付けたい」
という施術です。
そういう施術では、粘度ありグルーの “とどまりやすさ” が、そのまま扱いやすさにつながりやすいです。
向きやすい施術② ラッピング感を重視する施術
次に向きやすいのは、ボリュームラッシュでラッピング感を重視する施術です。
PLJの Lock GLUE 500 は、500mPa.s のさらに高粘度タイプで、「一度ロックすると簡単には離れにくい」、
「ボリュームラッシュでもラッピングしやすい」 と案内されています。
BL Lashes でも、高粘度のグルーは Russian Volume 向き とされ、乾燥時間に少し余裕があることで、ファンを正しい
位置に置きやすいと説明されています。つまり、ボリュームラッシュでも特にファンの置き方やラッピング感をしっかり見たい施術では、高粘度寄りの考え方はかなり自然です。
ここで大事なのは、
「ボリュームラッシュなら全部高粘度」ではない、ということ。
でも、ラッピング感を出したい・ファンをしっかり置きたい・ロック感を重視したいという施術では、粘度ありグルーが向きやすい、という整理はしっくりきます。
BL Lashes:高品質な世界的まつ毛エクステブランド
Russian Volume:極細のエクステを2〜8本程度束にして、1本の自まつ毛に装着するまつ毛エクステ技術
向きやすい施術③ 強いカール毛をよく担当する時
もうひとつ見逃せないのが、強いカール毛をよく担当する時です。
BL Lashes のQ&Aでは、地まつ毛に強いカールがある場合、低粘度グルーでは持続が落ちやすく、高粘度グルーの方が
向くと案内されています。これは、土台の形によって、サラサラグルーよりも粘度ありグルーの方が安定しやすいケースがある、という見方です。
つまり、粘度ありグルーが向く人は、
ただ「重いグルーが好きな人」ではなく、
💡 土台にクセがあるケース
💡 接着面をしっかり取りたいケース
を日常的に担当している人でもある、ということです。
この視点が入ると、グルー選びはかなり現場寄りになります。
向きやすい施術④ サラサラグルーが少し速すぎると感じる時
サラサラグルーが悪いわけではないけれど、
・少し速すぎる
・もう少し余裕を持って操作したい
と感じる施術にも、粘度ありグルーは向きやすいです。
PLJで比べると、Lock GLUE 300 は適量時1秒硬化、Lock GLUE 500 は適量時2秒硬化。一方で、前回も触れた X GLUE は 約0.5秒 の超速乾帯です。
この差は小さく見えて、施術者の体感ではかなり違います。
だから、速さを最優先する施術より、少し余裕を持って安定して付けたい施術の方が、
粘度ありグルーと相性が出やすいです。
ただし、すべてのボリュームラッシュに高粘度が向くわけではない
ここは少し大事です。
高粘度寄りが向くボリュームラッシュもありますが、プレメイドボリュームラッシュでは逆の考え方もあります。
BL Lashes は、プレメイドボリュームラッシュ には、速乾かつ低粘度のグルーを勧めると案内しています。
理由は、プレメイドファンは接着部分の幅が広く、粘度が高いとグルー量が多く乗りやすく、周囲の毛までくっつけやすくなるからです。
プレメイドボリュームラッシュ:極細毛が3本〜5本程度、あらかじめ「ファン」の形に成形されたまつ毛エクステンション
つまり今回の話をきれいに整理すると、
粘度ありグルーが向きやすいのは、ラッピング感や接着点の安定感を重視する施術であって、
どんなボリュームでも高粘度が正解、という意味ではないです。
この一線を引いておくと、かなりわかりやすくなると思います。
PLJのラインナップに置き換えると、イメージしやすい
ここまでをPLJで見直すなら、
📍 Lock GLUE 300 は
クラシック・フラットで接着点を見ながら丁寧に付ける施術に。
📍 Lock GLUE 500 は
ボリュームラッシュでラッピング感やロック感を重視する施術に。
そんなふうに考えると、かなり整理しやすいです。
どちらも 適正温度20〜25℃・適正湿度50〜60%・開封後1か月・完全硬化5分 という共通仕様がありつつ、
300 と 500 で求めている施術感が違うのがポイントです。
だから、商品名から選ぶより、自分が普段どんな施術をしているかから選ぶ方が、ずっと自然です。

まとめ
粘度ありグルーが向きやすいのは、
・クラシックやフラットで接着点を丁寧に見たい施術
・ボリュームラッシュでラッピング感を重視する施術
・強いカール毛をよく担当する時
・サラサラグルーだと少し速すぎると感じる時
です。
つまり、粘度ありグルーが合う人というのは、
性格の話というより、普段どんな施術をしているかの話に近いです。
安定感がほしいのか。
接着点を見たいのか。
ラッピング感を出したいのか。
そこが見えてくると、粘度ありグルーの良さも見えやすくなります。
PLJで粘度ありグルーを見直すなら、Lock GLUE 300 / 500 はかなりイメージしやすい選択肢です。
安定感やロック感を重視したい方は、商品ページもあわせて見てみてください。

