夏の「取れやすい」は、汗だけが原因とは限りません
実際にSNSでも、夏前になると
「マツエクが取れやすい」
「最近いつもより取れる気がする」
「前回よりモチが悪かった」
といった声が見られることがあります。
お客様側でも、季節によるモチの変化を感じやすい時期です。
湿度・温度の上がる梅雨時期や、暑い時期は、どうしても「汗のせいかな?」と考えやすくなります。
もちろん、汗はマツエクのモチに関わる要素のひとつです。
ただ、夏に見直したいのは汗だけではありません。
・皮脂
・日焼け止め
・メイク残り
・スキンケアの油分
・来店前の過ごし方
こうしたものが、施術前のまつ毛や目元に残っていることがあります。
夏のマツエクが取れやすいと感じた時は、グルーや商材だけでなく、お客様の来店時の目元状態も一緒に見ていくことが大切です。
施術前の目元は、季節によって変わる
同じお客様でも、季節によって来店時の目元状態は変わります。
春は花粉や涙が気になりやすい時期。
梅雨は湿気や皮脂、メイク崩れが気になりやすい時期。
夏は汗、日焼け止め、皮脂、外出予定などが重なりやすい時期です。
つまり、いつもと同じお客様でも、いつもと同じ目元状態とは限りません。
特に夏は、来店前に外を歩いただけでも汗をかきやすくなります。
日焼け止めをしっかり塗って来店される方も増えます。
メイクが崩れやすく、まつ毛の根元に油分やファンデーションが残っていることもあります。
この状態を見落としたまま施術に入ると、装着面に影響することがあります。
だからこそ、夏は施術前の目元チェックが大切です。
チェックしたいのは、汗・皮脂・日焼け止め・メイク残り
夏の施術前に見ておきたいポイントは、難しいことではありません。
まずは、目元とまつ毛の根元をよく見ること。
汗が残っていないか。
まぶたや根元がベタついていないか。
日焼け止めやスキンケアの油分が残っていないか。
アイラインやマスカラ、ファンデーションが根元に入り込んでいないか。
こうした確認が、施術前の判断につながります。
たとえば、来店時に額や目元まわりに汗が残っている場合。
そのまま施術に入るのではなく、汗を落ち着かせてから前処理に入る方が安心です。
皮脂や日焼け止めが残っている場合は、まつ毛の根元や装着面の状態を丁寧に確認します。
メイク残りがある場合は、お客様に説明したうえで、前処理をしっかり行う必要があります。
ここで大切なのは、お客様を責めることではありません。
「夏は汗や日焼け止めが残りやすいので、施術前に少し丁寧に確認しますね」
このように伝えるだけで、お客様も安心しやすくなります。
来店前の予定も、施術前チェックの一部
夏は、来店前後の予定も確認しておきたい時期です。
海。
プール。
旅行。
屋外イベント。
スポーツ。
長時間の外出。
こうした予定があると、汗をかく時間や水に触れる機会が増えます。
また、日焼け止めやメイクをいつもよりしっかり使っていることもあります。
施術前のカウンセリングで、
「このあと、海やプールの予定はありますか?」
「今日は外を歩いて来られましたか?」
「日焼け止めは目元まわりにも塗っていますか?」
このくらいの確認を入れるだけでも、施術前の判断がしやすくなります。
お客様の予定を知っておくことで、施術後のアフターケア説明も変えられます。
たとえば、旅行前のお客様には、汗や水分、クレンジングの扱い方を少し丁寧に伝える。
プールや海の予定があるお客様には、施術直後の過ごし方を確認する。
このように、来店前後の予定まで見ることで、夏のサロンワークはより安定しやすくなります。
施術前に確認したい目元チェックリスト
夏の施術前チェックは、毎回特別なことをする必要はありません。
見るポイントを決めておくと、忙しい日でも確認しやすくなります。
この表を見ると、夏の施術前に確認したい目元チェックが整理しやすくなります。

このように見るポイントを決めておくと、夏の「なんとなく取れやすい」を感覚だけで終わらせずに済みます。
原因をひとつに決めつけるのではなく、目元状態をひとつずつ確認する。
それが、夏の施術前チェックで大切なことです。
お客様への声かけは、責めずに自然に伝える
目元に汗や皮脂、メイク残りがある時、お客様への伝え方に迷うこともあります。
でも、ここで大切なのは「落とせていません」と指摘することではありません。
夏の季節要因として、自然に伝えることです。
たとえば、
「夏は汗や皮脂が残りやすいので、今日は少し丁寧に前処理していきますね」
「日焼け止めが目元まわりに残りやすい季節なので、根元を確認してから装着しますね」
「メイク残りがあるとモチに影響することがあるので、次回は目元を軽く整えて来ていただくと安心です」
このように伝えると、お客様も受け取りやすくなります。
お客様は、日焼け止めやスキンケアがマツエクに影響することを知らない場合があります。
だからこそ、サロン側がわかりやすく伝えることが大切です。
注意ではなく、きれいに保つためのアドバイスとして伝える。
この言い方ができると、お客様との信頼関係も崩れにくくなります。
取れかけたエクステを自分で外さないことも伝える
施術前のチェックとあわせて、夏は施術後の触り方についても一言添えておくと安心です。
マツエクが取れやすいと感じる時期は、お客様が取れかけたエクステを自分で触ってしまうことがあります。
特に、浮いているエクステや向きが変わったエクステが気になって、
「つい引っぱってしまった」
「自分でむしり取ってしまった」
というケースも考えられます。
ただ、取れかけたエクステを無理に引っぱると、自まつ毛にも負担がかかります。
お客様には、
「取れかけて気になる時も、無理に引っぱらず、気になる場合はサロンにご相談くださいね」
と伝えておくと安心です。
夏のマツエクは、施術前の目元チェックだけでなく、施術後に触りすぎないことまで伝えると、より丁寧なアフターケアにつながります。
夏は「環境」と「お客様の状態」をセットで見る
夏のマツエクが取れやすいと感じた時、グルーや室内環境を見直すことは大切です。
温度や湿度、グルーの保管場所、施術環境。
これらは、夏のサロンワークで欠かせない確認ポイントです。
ただ、それだけで終わらせないことも大切です。
同じグルーを使っていても、お客様の目元状態が変わっていれば、施術前の判断も変わります。
汗をかいて来店しているのか。
日焼け止めが残っているのか。
根元に皮脂やメイク残りがあるのか。
この確認を加えることで、夏の「取れやすい」の原因をより整理しやすくなります。
商材管理とサロン環境。
そして、お客様の目元状態。
この3つをセットで見ることが、夏の施術では大切です。
まとめ
夏のマツエクが取れやすいと感じた時、原因を汗だけに決めつける必要はありません。
汗、皮脂、日焼け止め、メイク残り、来店前後の予定。
夏は、お客様の目元状態が変わりやすい季節です。
まずは施術前に、まつ毛の根元と目元まわりを丁寧に確認する。
そして、必要に応じて前処理や声かけを変える。
この小さな確認が、夏のサロンワークを安定させるきっかけになります。
グルーや商材だけを見るのではなく、お客様の状態まで見ること。
それが、夏にマツエクをきれいに楽しんでもらうための大切なチェックポイントです。
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