まつ毛エクステをしていると、サロンでこんな案内を受けることがあります。
「目元はやさしく洗ってください」
「美容液を使ってください」
「コーティング剤を塗ると持ちが良くなります」
どれも大切なホームケアですが、実際には、
何を、どの順番で、どう使えばいいのか分からない
と感じている方も多いのではないでしょうか。
まつ毛まわりのホームケア商品は、業界全体で見るとさまざまな種類があります。
洗浄を目的にしたもの、自まつ毛を整えるもの、エクステやラッシュリフト後の仕上がりを守るものなど、
見た目は似ていても役割が違う商品があります。
だからこそ、まず大切なのは
「何を使うか」よりも「何のために使うか」を知ること。
・洗顔は、汚れを落とすもの。
・美容液は、自まつ毛を整えるもの。
・コーティング剤は、エクステの状態を守るもの。
この3つを分けて考えると、ホームケアはとても分かりやすくなります。
今回は、まつ毛エクステ中に見直したいホームケアの基本について解説します。
まず大切なのは「洗うこと」
まつ毛エクステ中は、
「取れそうで怖いから、あまり洗わない」
という方もいます。
以前の記事でもラッシュシャンプーについて触れましたが、ホームケアの基本としてまず大切なのは
“まつ毛の根元を清潔に保つこと” です。
しかし、まつ毛の根元には、皮脂、メイク汚れ、アイシャドウ、日焼け止め、スキンケアの油分などが
意外と残りやすいです。
特に目元は細かい部分が多いため、顔全体を洗っているつもりでも、まつ毛の根元までは十分に洗えていないことが
あります。
汚れが残ったままになると、目元の不快感につながったり、エクステの接着部分に負担がかかりやすくなることも
あります。
マツエク中の洗顔で大切なのは、
こすらず、残さず、清潔に保つこと。
強く洗う必要はありません。
むしろ、ゴシゴシこする洗い方は避けたい習慣です。
泡や洗浄料をやさしくなじませ、まつ毛の流れに沿って洗うことを意識しましょう。
洗顔の役割は「落とすこと」
洗顔やまつ毛用の洗浄料の役割は、
まつ毛に栄養を与えることではありません。
一番の目的は、
まつ毛の根元に残った汚れを落とすことです。
たとえば、次のようなものは目元に残りやすいです。
・皮脂
・汗
・アイシャドウ
・アイライン
・日焼け止め
・ファンデーション
・アイクリームや乳液の油分
・空気中のほこり
これらが根元に残ると、まつ毛が束っぽく見えたり、エクステの向きが乱れたりすることがあります。
マツエクを長くきれいに楽しむためには、
「濡らさないようにする」よりも、
やさしく洗って清潔に保つことが大切です。
洗顔後は“濡れたまま”にしない
洗ったあとは、そのまま放置しないことも大切です。
まつ毛が濡れたままだと、エクステ同士がくっついたり、向きが乱れたりしやすくなります。
洗顔後は、タオルで目元をゴシゴシ拭くのではなく、
やさしく押さえるように水分を取ります。
そのあと、必要に応じてドライヤーの冷風を少し離して当て、乾いた状態でスクリューブラシで整えると、
エクステの向きがきれいに戻りやすくなります。
ここで大切なのは、順番です。
洗う
↓
水分を取る
↓
乾かす
↓
整える
濡れた状態で強くブラッシングすると負担になることがあるため、乾かしてからやさしく整えましょう。
美容液の役割は「自まつ毛を整えること」
まつ毛美容液は、エクステそのものに使うというより、
自まつ毛を健やかに保つためのケアとして考えると分かりやすいです。
まつ毛エクステは、自まつ毛に装着します。
そのため、自まつ毛が細くなっていたり、乾燥していたり、ハリやコシが不足していると、エクステの仕上がりや持続感にも影響しやすくなります。
美容液は、
まつ毛にうるおいやハリ感を与えたり、日々の摩擦や乾燥からまつ毛をケアしたりする目的で使います。
特に、次のような方は美容液ケアを取り入れるのがおすすめです。
・自まつ毛が細くなってきたと感じる
・エクステの持ちが以前より気になる
・まつ毛にハリやコシが欲しい
・まつ毛パーマやエクステを定期的にしている
・目元メイクやクレンジングで負担がかかりやすい
ただし、美容液はたくさん塗れば良いというものではありません。
商品の使用方法に合わせて、適量を清潔な状態で使うことが大切です。
美容液はいつ使う?
美容液は、基本的に
洗顔後の清潔な状態で使うのがおすすめです。
まつ毛の根元に皮脂やメイク汚れが残っている状態で美容液を塗っても、きれいになじみにくくなります。
順番としては、
洗顔
↓
水分を軽く取る
↓
美容液
↓
必要に応じてスキンケア
という流れが分かりやすいです。
夜に使う場合は、メイクや汚れを落としたあとに使用します。
朝に使う場合は、メイク前にしっかり乾かしてからアイメイクに進みましょう。
まつ毛の根元に使うタイプ、まつ毛全体に塗るタイプ、ブラシでとかすタイプなど、
美容液によって使い方は異なります。
自己判断で塗る場所を変えず、商品の説明に合わせて使うことも大切です。
コーティング剤の役割は「エクステを守ること」
美容液と混同されやすいのが、コーティング剤です。
コーティング剤は、自まつ毛を育てるためというより、
装着したエクステの状態をきれいに保つためのアイテムです。
エクステは日常生活の中で、さまざまな影響を受けています。
・汗
・皮脂
・湿気
・摩擦
・寝ぐせ
・メイク汚れ
・スキンケアの油分
コーティング剤は、こうした日常の影響からエクステを守り、バラつきや向きの乱れを整えやすくするために使います。
特に、エクステがバラつきやすい方や、湿気の多い季節、汗をかきやすい時期には取り入れやすいホームケアです。
コーティング剤はいつ使う?
コーティング剤は、
洗顔後、まつ毛が乾いた状態で使うのが基本です。
濡れたまま塗ると、きれいに密着しにくかったり、束になりすぎたりすることがあります。
おすすめの流れは、
洗顔
↓
水分を取る
↓
乾かす
↓
ブラシで整える
↓
コーティング剤を薄く塗る
です。
ここで大切なのは、塗りすぎないこと。
たっぷり塗りすぎると、まつ毛同士が重く見えたり、汚れが絡みやすくなったりする場合があります。
コーティング剤は、
たくさん塗るより、薄く整える
という意識で使うと自然です。
美容液とコーティング剤の違い
美容液とコーティング剤は、どちらもまつ毛に使うアイテムですが、目的が違います。
美容液は、
自まつ毛のためのケア。
コーティング剤は、
エクステの仕上がりを守るためのケア。
たとえば、スキンケアで考えると分かりやすいです。
美容液は、肌にうるおいや美容成分を届けるケア。
コーティング剤は、メイクの仕上げや保護のような役割。
どちらが良い・悪いではなく、目的が違います。
自まつ毛を整えたいなら美容液。
エクステのバラつきや持続感をサポートしたいならコーティング剤。
このように使い分けると、ホームケアが分かりやすくなります。
3つを使うなら順番が大切
洗顔、美容液、コーティング剤を使う場合は、順番も大切です。
おすすめの基本の流れは、次の通りです。
1. 洗う
まつ毛の根元の皮脂・メイク汚れ・ほこりをやさしく落とします。
2. 乾かす
タオルで押さえるように水分を取り、必要に応じて冷風で軽く乾かします。
3. 美容液を使う
清潔な状態で、自まつ毛のケアとして使います。
4. コーティング剤で整える
エクステの向きやバラつきを整え、日中のきれいな状態を保ちやすくします。
ただし、すべてのアイテムを毎回重ねれば良いというわけではありません。
朝はコーティング剤で整える。
夜は美容液で自まつ毛をケアする。
洗顔は毎日の基本として丁寧に行う。
このように、目的に合わせて使い分けることが大切です。
よくある間違い
ホームケアでよくある間違いは、
アイテムを使っているのに、基本の洗浄ができていないことです。
たとえば、
・洗わずに美容液だけ塗る
・汚れが残ったままコーティング剤を重ねる
・コーティング剤を落とさずに毎日重ねる
・美容液を塗りすぎる
・濡れたままブラシで強くとかす
・目元を清潔にしようとしてゴシゴシ洗う
こうした使い方は、かえってまつ毛やエクステに負担になることがあります。
ホームケアは、
足すことよりも、まず整えること。
どんなに良いアイテムを使っていても、汚れが残っていたり、摩擦が多かったりすると、きれいな状態は保ちにくくなります。
サロンでお客様に伝えるなら
お客様にホームケアを説明するときは、
「美容液を塗ってください」
「コーティング剤を使ってください」
だけでは、少し伝わりにくいことがあります。
なぜなら、お客様はそれぞれの違いを知らないまま、なんとなく使っていることが多いからです。
サロンでは、次のように伝えると分かりやすくなります。
洗顔は、まつ毛の根元の汚れを落とすため。
美容液は、自まつ毛を整えるため。
コーティング剤は、エクステのバラつきや持続を守るため。
それぞれ役割が違うので、順番と使い方を分けて考えるのがおすすめです。
このように説明すると、お客様も
「なぜ必要なのか」
を理解しやすくなります。
ホームケアの提案は、商品をすすめることだけではありません。
お客様が毎日どう扱えばいいかを伝えることも、サロンケアの一部です。
ここまで、業界で使われているホームケア商品の役割を整理してきました。
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まとめ
まつ毛エクステ中のホームケアは、難しく考えすぎる必要はありません。
大切なのは、
洗う・整える・守る
この3つです。
洗顔は、まつ毛の根元を清潔に保つため。
美容液は、自まつ毛を健やかに整えるため。
コーティング剤は、エクステの仕上がりを守るため。
それぞれの役割を分けて考えると、何をどう使えばいいのかが分かりやすくなります。
エクステの持ちが気になるときは、グルーや施術だけでなく、毎日のホームケアも見直してみましょう。
まずは、
こすらず洗う。
清潔な状態で美容液を使う。
乾いたまつ毛にコーティング剤を薄く塗る。
この基本を意識するだけでも、目元のきれいな状態は保ちやすくなります。

