
「口コミがいいから」
「価格が手頃だから」
で、リフト剤とラッシュティントをそれぞれ別のメーカーで選んでいませんか?
「単品としては良いものを選んでいるつもりだけど、仕上がりが安定しない時がある」
「なんとなく、薬剤選びは感覚でやってしまっている」
そんな声、実はよく聞きます。
単品としては優秀な薬剤でも、組み合わせによって仕上がりの安定感に差が出ることがあります。 今日は、薬剤を「セットで考える」ことがなぜ大切なのか、成分設計の理論と、サロン運営の実務、両方の視点からサクッと解説します💡
目次
- 理論①:リフト剤はなぜ「開く・閉じる」のペアで設計されているのか
- 理論②:ラッシュティントを組み合わせる時も、同じ考え方
- 実践:サロン運営としてのメリットも
- セットで考えるなら、仕上げの一手も
- まとめ
理論①:リフト剤はなぜ「開く・閉じる」のペアで設計されているのか
まつ毛パーマは、1剤で軟化させ、2剤でカールを定着させるという工程で仕上げます。
ここで知っておきたいのが「pH(ペーハー)」という数値です。
pHとは、簡単に言うと薬剤の性質を表す指標で、数値が高いほどアルカリ性、低いほど酸性に近づきます。
| 1剤(アルカリ性寄り) | まつ毛のキューティクルを開いて軟化させる役 |
| 2剤(酸性寄り) | キューティクルを閉じてカールを定着させる役 |
この「開く→閉じる」の役割分担があるからこそ、まつ毛パーマは仕上がりが安定します。
たとえばPLJの「CAPRI まつ毛パーマ液」の場合、1剤はpH8.5〜9.7、2剤はpH4.5〜6.5に設計されていて、この数値の差がそのまま「開く→閉じる」の工程に対応しています。
つまりリフト剤は、もともと「1剤と2剤がセットで、開く・閉じるの役割を果たす」ことを前提に作られているということです。

理論②:ラッシュティントを組み合わせる時も、同じ考え方
ここにラッシュティントを組み合わせる場合も、理論①と同じ考え方が当てはまります。
まったく別の設計思想で作られたラッシュティントを組み合わせるより、施術工程やまつ毛への負担を前提に考えられたシリーズを使う方が、仕上がりの安定感や施術中の安心感につながりやすくなります。
実際、PLJのラインナップでは、リフト剤の説明ページにも仕上がりに応じた組み合わせ方が案内されています。
濃さをプラスしたい場合 → マスカラパーマ剤(ティント)
ケアをプラスしたい場合→まつ毛美容液(GLOSSY)
単品でも使えるけれど、組み合わせることで提案の幅が広がるように設計されているのがポイントです。
また、コネクターを使えば、リフト剤との配合バランスによって軟化スピードを調整することもできます。
毛質やお客様の希望に合わせて施術の自由度を上げられるのも、セットで考えるメリットのひとつです。
コネクターの使い方はYouTubeでも解説しています
🎥コネクターとは?使い方はこちら
実践:サロン運営としてのメリットも
薬剤をメーカーで揃えることは、仕上がりだけでなく、サロン運営の面でもメリットがあります。
●発注がシンプルになる
リフト剤・ラッシュティント・コネクターをまとめて発注できるので、在庫管理の手間が減ります。
●問い合わせ先が一元化される
使用方法やトラブル時の相談先が1つで済みます。
●お客様への説明がしやすくなる
「どちらも同じメーカーの、相性を考えて作られた商材です」と伝えられると、施術の安心感を伝えやすくなります。
技術面だけでなく、こうした運営面の負担が減ることも、薬剤選びでは意外と見落とされがちなポイントです。
セットで考えるなら、仕上げの一手も
理論①・②を踏まえると、まつ毛パーマ後の仕上げに、同じ考え方でラッシュティントを取り入れるという選択肢もあります。
まつ毛パーマは、あくまで「カールを作る」施術です。
カールがキレイに出ていても、
「もう少し目元に濃さがほしい」
「マスカラしないと物足りない」
と感じるお客様もいるのも事実です。
ここに、ラッシュティントで『濃さ』まで仕上げるという選択肢を持っておくと、まつ毛パーマだけでは応えきれなかった要望にも対応できるようになります。
まだ取り入れていないサロンにとって、ハードルに感じやすいのは「工程が増えるのでは...」という点だと思います。
ですが、2剤を拭き取った後、ロッドを外さずに塗布するだけなので、大きな工程追加にはなりません。
理論①・②で見てきたように、リフト剤と設計思想が近いシリーズであれば、その分、施術中の安心感も持ちやすくなります。
「カールは作れるけど、濃さまでは提案できていない」
というサロンにとって、無理なく提案の幅を広げられる提案のひとつです。
気になる方は、商品ページもあわせてチェックしてみてください。
▶︎ マスカラパーマ剤(ティント)商品ページはこちら
毛先が薄く見える理由については、Instagramでも図解しています。
あわせてチェックしてみてください。
まとめ
リフト剤とラッシュティント、それぞれ良いものを別々に選ぶという考え方も、もちろん間違いではありません。
ただ、同じメーカーの商材は、施術工程やまつ毛への負担を前提に設計されていることが多く、組み合わせることで仕上がりの安定感や施術中の安心感につながりやすくなります。
薬剤選びに迷った時は、「単品の良さ」だけでなく、「セットで考えた時の相性」も判断基準に加えてみてください。
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